SV650X ABS
SVシリーズの最新版
スズキではSVシリーズと呼ばれるスポーツタイプのオートバイの製造・販売を展開しています。
SVシリーズは1998年に発売されたSV400が最初です。
今回紹介するSV650X ABSは、2017年に開催された東京モーターショーで出展されました。
カフェレーサースタイルのメーカーカスタマいうモデルとして紹介されました。
その後ミラノで開催されたEICMAで2018年初頭からヨーロッパを中心として発売する計画が発表されています。
SV650X ABSのスタイリング
SV650X ABSのスタイリングを見てみると、ネオレトロとも呼べるようなエッセンスにまとめられています。
全体的にカラーリングは落ち着いたトーンで、大人のバイクといった趣です。
またタックロールシートを装着することで、昔ながらの雰囲気もまとっています。
イメージ的にはSV650に近いフォルムにまとまっています。
しかしスポーティだけでなく、どこか洗練されたスタイリッシュなテイストも持ち合わせています。
レトロといわれると重厚で、重たくなり過ぎではないかと思う人もいるでしょう。
しかしそこまでの重たさは感じられません。
フランクな印象もあって、気軽に乗れるようなフレンドリーな感じもあります。
エンジンが特徴的
SVシリーズというと、特徴の一つにエンジンがあります。
SV650X ABSについてもエンジンのスペックについては、見逃せないところです。
90度バンクのVツインエンジンが搭載されています。
5,000回転くらいまでは、トルクに厚みのあるのが特徴です。
このため引っ掛かりもなく、スムーズに回転が増していく感じです。
Vツインエンジンの場合、パルス感があったり、ゴリゴリした感じのあるものが多いです。
しかしSV650X ABSに搭載されているエンジンは、警戒に走る印象が強いです。
加速したときに吹け上がりも、スムーズで癖はありません。
素直な走りで、コントロールしやすい使い勝手の良いバイクといえます。
車体は軽量ですが、骨格の剛性は結構強いです。
ですから高回転域で運転する場合でも挙動が乱れることはなく、安心して運転に集中できるはずです。
サポートシステムも充実
SV650X ABSの特色として、「アイドルスピードコントロールTI-ISC」が搭載されている点も忘れてはなりません。
スロットルボディなのですが、スムーズにどのようなシチュエーションでも運転できるようにライダーをサポートしてくれます。
たとえば低回転域の際にはエンジン回転の落ち込みを抑制してくれます。
適正な回転数を維持できるので、渋滞の時もエンジンに余計な負担をかけずに済みます。
またエンジン始動を促すので、発進もスムーズに感じられるでしょう。