Z900RS
Z900の派生車種
カワサキではZ900シリーズという大型バイクを販売しています。
Z900シリーズには派生車種もいくつか出ています。
その中のひとつが、今回紹介するZ900RSです。
Z900は2016年にイタリアのミラノで開催された国際モーターサイクルショーで初めて紹介されました。
2018年には日本仕様が発表されています。
Z900RSはZ900の派生車種として、2017年に開催された東京モーターショーで発表されました。
ベースはZ900なのですが、かつてのカワサキを彩った名車の中の一つのZ1のスタイルも取り入れています。
ですからネオクラシックとも言えるスタイリングです。
伝統的なスタイルと最新技術がバランスよく含まれています。
このため、2018年の日本バイクオブザイヤーに選出されました。
鋭い加速力で一気に高速域へ
Z900RSに搭載されているエンジンは水冷直4です。
排気量は948ccで、最高出力は111PSです。
発生回転数は8,500rpmで、ビッグバイクの中では標準的なスペックです。
しかし加速力の鋭さは目を見張ります。
これはギア比が関係しています。
1速を従来よりも低めに設定することで、素早く回転数を上げられる仕様になっているためです。
一方6速は少し長めの設定になっています。
ですからどちらかというとオーバードライブ的な特性を持ったバイクといえます。
ネイキッドモデルならではのハンドリング
Z900RSの特徴として、フレームも注目したいところです。
スチール製で、軽量でなおかつしなやかな性質を有します。
リアセクションは絞り込まれてスリムなフォルムにまとまっています。
このため、足つきがよく運転しているときにストレスをあまり感じないでしょう。
フロントフォームは剛性に優れているのも見逃せないところです。
フルアジャスタブルタイプなので、どのようなセッティングでも柔軟に対応できます。
一方リアについてはアルミ製のスイングアームで軽量に仕上がっています。
またホリゾンタルバックリンクリアサスペンションを採用しているのが、カワサキのバイクであると感じさせてくれます。
リセールバリューもある
もし将来的に買い替えを検討しているのであれば、Z900RSを購入するのもおすすめです。
というのも、中古バイク市場の相場を見るとZ900RSは比較的高値で売買されているからです。
Z900RSが高額買取されているのは、同じくカワサキのバイクであるZ1やZ2の影響があります。
Z1やZ2のファンがZ900RSに流れているので、中古マーケットでも安定した需要があります。
参考:バイク買取のバイクワンより
またZ900RSそのものの魅力も高値で売買されている理由の一つです。
高速道路やツーリングだけでなく、街乗りでも乗りこなしやすいユーティリティの高さが評価されています。