Z H2 SE
Z H2の上位モデル
バイクメーカーのカワサキではZ H2という人気モデルを製造・販売しています。
スーパーチャージ水冷直4エンジンを搭載してネイキッドモデルです。
他には見られない独特の表情を有しているので、高い人気を誇ります。
Z H2 SEとはこのZ H2シリーズの中でも上位モデルになります。
電子制御サスペンションなど、このグレードにしかない装備なども充実しています。
電子制御サスペンションでより強力な馬力に
Z H2 SEの特徴として、電子制御サスペンションが搭載されています。
こちらの電子制御サスペンションではリヤにプリロード調整機構がありません。
一方で、スカイフックEERAテクノロジーが採用されています。
イメージ的には、フックで吊り下げられているようなレイアウトです。
4輪では前から導入されている考え方を、2輪に持ち込んだ格好です。
これによって、従来よりも走行安定性が増すといわれています。
こちらのサスペンションによって、ギャップを通過するときでもバランスの崩れる心配がありません。
サスペンションがギャップの衝撃を吸収する格好になるからです。
また走行モードがいくつかあるのですが、モードに合わせてサスペンションの設定もチェンジします。
レインモードになると、パワーが従来の50%に抑制されます。
その分スリッピーな路面でも安定走行が実現できるわけです。
どのような場面でも安定走行できるエンジン
Z H2 SEには998ccの水冷直列4気筒のエンジンが搭載されています。
作動音や吸気音がオリジナリティあふれていて、ライダーのテンションをあげてくれます。
一方で低中回転域では、扱いやすいバイクに仕上がっています。
電子制御スロットルなどの装備が貢献しています。
振動も少ないので静粛性に優れ、気品ある乗り方ができるでしょう。
一方で6,000rpm域に到達すると、加速力もかなり強化されます。
しかし獰猛な感じではなく、スムーズに立ち上がっていくのでじゃじゃ馬感はありません。
クラッチレバーの操作もライトでやりやすいので、日常乗りでも活用できる実用性に優れたエンジンといえます。
どのような状況でも快適な走りを
Z H2 SEにはセミアクティブサスペンションが導入されています。
路面や走行状況に応じて、それぞれのシチュエーションに合った減衰力に変化します。
さらに電子制御ライドアジャストテクノロジーも採用しているのが、Z H2 SEの大きな特徴です。
この技術力によって、レインモードでも車体が吊り下げられているような乗り心地を提供します。
このようにどのような道路状況でも、その時々にフレキシブルに対応できるような柔軟性を持ち合わせています。