TMAX560

ヤマハのTMAX560の特徴とは?

ヤマハから発売されているTMAX560は、同メーカーが展開しているスクーター「TMAXシリーズ」のモデルです。
もともとこのTMAXシリーズは「スポーツスクーター」という新たなジャンルを切り開いたと言われるほど性能面を重視しており、このTMAX560においてもそんなシリーズの特徴が受け継がれています。
このTMAXシリーズの初代は2001年に発売し、当時はその499ccの排気量がスクーター離れしていることで大きな話題となりました。
デザインもいかにもスポーティーな魅力を備えており、「もはやスクーターではない」という声もあちこちで上がりました。

その後、すっかりスポーツスクーターとして定着していた同シリーズの最新モデルとして2020年5月に登場したのがTMAX560です。
基本的なシリーズの特徴を受け継ぎつつ、さらにスポーツーバイクとしての面を全面に押し出しているモデルとなっています。

TMAX560の魅力

最大の魅力は、本モデルから採用された倒立式のフロントサスペンションでしょう。
これによって剛性がさらに向上しています。
さらにTMAXシリーズの大きな魅力・長所となっていた中高速域からの加速性能も向上しており、ますますスクーター離れした性能を実現しています。
スポーツスクーターとしての生命線ともなっている2気筒エンジンの性能も素晴らしく、パワーはもちろんのこと、心地よい鼓動と音を感じながら走行することができます。

スクーターとは思えず、もはやスポーツバイクと比較しても一歩も引かないスムーズなコーナーリングもTMAX560の大きな魅力となっています。
これまでTMAXシリーズが好きだった方はもちろんのこと、「スポーツタイプのスクーターってどんなバイクなんだ?」と興味を持った方にも納得してもらえるクオリティを備えていると言えるでしょう。
一般的なスクーターと比較すると少々足つきが悪くなってしまうのは仕方がないとして、その代わりに快適かつスポーティーな乗り心地を実現するためのさまざまな工夫や配慮が取り入れられています。
この点をどう見るかで、評価が変わってくるのかもしれません。

TMAX560の基本スペック

その名前の由来にもなっているように、排気量は561cc、車両重量は220kg、全長は2195mm、全高は1415mm、シート高は800mmです。
サイズ的にも堂々としたスポーツタイプ、それでいながらスクーターのような乗りやすさや気軽に街乗りに繰り出せる親しみやすさを備えています。

さらに基本装備として、シートヒーターやグリップヒーター、クルーズコントロールといった走行時の快適性を高める装備も搭載されています。
スクーターでありながら、ツーリング用途での使用も想定したバイクとも言えるでしょう。