GSX-S1000GX

スズキ「GSX-S1000GX」の特徴とは？

スズキは2024年1月に、GSX-S1000GXを国内で販売を開始しました。
同車はスズキの大型二輪車であり、すでに2023年のミラノモーターサイクルショーで披露されていました。
期待が高まっていた状況のなかで、ついに市場に登場した形です。

このGSX-S1000GXの最大の特徴は、スズキのバイクではじめてとなる電子制御サスペンションを導入している点です。
これによって運転性能の大幅な向上に成功しているうえ、さらにスカイフック方式の制御システムを備えた「SFRC」も導入しています。
最新技術を積極的に投入することによって、オールマイティーなバイクとしての特徴・魅力を実現しています。

一方で、GSXシリーズならではのパワーも健在です。
同バイクでは3種類のパワーモードを選ぶことができる「SCMS-α」が採用されているほか、電子制御サスペンションに加えてパワー、トラクションコントロールを総合的に制御する機能を持つ「S.I.R.S」の機能も搭載されています。
まさにスズキが総力を結集して最新モデルを作り出した印象です。

GSX-S1000GXの魅力

このGSX-S1000GXの特徴として挙げられるのが、車体そのものはGSX-S1000GTをベースにしている点です。
エンジンやフレームなどの基本部分において共通したものを使用しているのですが、一方で実際の乗り心地ではかなりの違いが見られます。
最新技術が積極的に導入されていることもあって、より安定した乗り心地になっている一方、扱いやすさもワンランクアップし、全体的な評価としてスポーティーな印象になっているとの評価を得ています。

コーナーリングも非常にスムーズで、電子制御サスペンションの威力が最大限に発揮されている印象です。
ツーリングの際などには、その心地よさを十分に味わうことができるでしょう。
走行しているシチュエーションに合わせて柔軟に対応できる制御性能は、これまでのスズキのバイクからの進歩をうかがわせます。
アドベンチャーとスポーツツアラーの両方の魅力を兼ね備えたモデルとの評価も得ており、とくに長距離でのツーリングに適していると言えるでしょう。

GSX-S1000GXのスペック

基本的な部分はGSX-S1000GTをベースとしています。
ただ、排気量は999cc、並列4気筒エンジンを採用、全長が2150mm、全高が1350mm、シート高が830mmと、全体的にコンパクトな印象を与えるボディながら、シートはやや高めな印象です。

カラーバリエーションはトリトンブルーメタリック、パールマトシャドーグリーン、グラススパークルブラックです。
カラーに関しては、全体的に控えめで硬派なラインナップとなっています。