CRF1100Lアフリカツイン
ホンダ「CRF1100Lアフリカツイン」の特徴とは?
2019年10月にホンダから発売されたCRF1100Lアフリカツインは、大型アドベンチャーバイクとして開発・製造されたモデルです。
2024年3月には装備や外観を一部変更したニューモデルも登場しており、国内のみならず海外でも注目を集めています。
このアフリカツインという名前を聞いて、懐かしく思うベテランライダーもいらっしゃるかもしれません。
このアフリカツインシリーズは80年代~90年代においてモータースポーツの分野で大活躍しており、例えばパリ・ダカール・ラリーのマラソンクラスで優勝した実績も持っています。
ラリーでの実績をフィードバックさせた本格的なアドベンチャーモデルとして、高い人気を博していたのです。
このCRF1100Lアフリカツインは、そんなホンダの栄光を引き継ぎつつ、現代のニーズにも対応した性能・装備を備えていのが大きな特徴です。
オフロードバイクではあるのですが、より幅広い層にアピールするべく、日常の街乗りやツーリングなどオンロードでの走行を想定した技術が導入されています。
そしてもうひとつ大きな特徴として挙げられるのが、DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)です。
これはクラッチ操作を必要とせず、つねに最適なギアが自動的に設定されて走行できる機能です。
オフロードバイクの愛好家の間ではオートマ不要論もしばしば聞かれますが、このCRF1100LアフリカツインのDCTに関しては圧倒的な性能を備えていると高い評価を得ているのです。
CRF1100Lアフリカツインの魅力
ホンダのバイクらしく、ハンドリングの素晴らしさがまず第一にCRF1100Lアフリカツインの魅力として挙げられるでしょう。
オフロードバイクには欠かせないハンドリング性能を備えつつ、オンロードでの走行も快適にできる、この万能性もまたホンダらしい魅力と備えていると言えます。
さらに、電子制御サスペンションやABSの搭載がもたらす安全性と快適性も見逃せません。
これらとハンドリングの素晴らしさが結びつくことで、長距離での走行が快適かつ楽しく、バイクを乗る喜びを十分に味わえる仕様になっています。
CRF1100Lアフリカツインのスペック
排気量は堂々の1100cc、圧倒的なパワーで快適なハンドリングを味わうことができます。
全長は2310mm、全高は1355mm、シート高は830mmで、エンジンは4バルブ並列2気筒エンジン。
パワフルなのはもちろん、心地よい音と鼓動を味わいつつ走行を楽しめる仕様です。
なお、2024年の新モデルでは最高出力を維持しつつ、最大トルクを7%増加させることに成功しています。
かつての栄光に恥じない、しかし現代風に大胆にアレンジされたこのアフリカツインは、ホンダがこれまで築き上げてきた技術が惜しげもなく取り入れられたバイクと評価することができるでしょう。